1人のスマブラ観戦勢がひょんなことから篝火スタッフになった話

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今日更新の担当なのに当日悠長にEPIを見ながら書いてたのは内緒。

0.はじめに

どうもこんにちは、限界社会人ナナミと申します。寝椅子(@newenwere)様主催のスマブラAdvent Calendar2021にこの度参加させていただきました。

この記事では一スマブラ観戦勢だった僕が、色々な流れに乗った末に篝火(篝火(かがりび)さん (@KAGARIBI_smash) / Twitter)という大型オフ大会のスタッフになった経緯を語らせていただければと思います。

過去記事、そしてこれから掲載される予定の記事は以下のリンクから全て参照できますので、是非ご参照ください。

スマブラ Advent Calendar 2021 - Adventar

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ちなみに前後に記事についての紹介依頼があるので昨日の記事を紹介していきたいと思います!

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v.kuku.lu

無茶言うな。

1.全てのきっかけとなったがくとコロシアム

元々ネスを使っていたこともあって昔からのがくと配信リスナーだったのですが、今年から配信がTwitchメインとなり、サブスク特典として視聴者同士の対戦が行われるようになりました。この対戦企画では最後の1戦だけ視聴者をボイスチャットに入れて話させてから対戦する『がくとコロシアム』というものが行われます。


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確か最初は声出しでやるつもりもなかったようですが、確か競馬でいうところのパドックみたく参加者の人となりとかスマブラの自信を聞いてみて賭博しようみたいな流れになったのだと記憶しています。(視聴者対戦ではチャンネルポイント予想、通称『賭博』をやっているので視聴者側の賭け要素が強い)

その場のノリで始まったのですが、何とその初回に僕が参加してしまった上に動画にも残ったことで、その時のリスナーや動画視聴者にちょっとだけ名前を覚えてもらいました。思い返したら全てのきっかけはこれだったんですよね。

2.初めての篝火と配信席

篝火#3

6月26,27日に2日制で行われた関東大型大会。初回と第2回は参加人数も少なく上位勢が多くを占めている雰囲気もありましたが、今回は1日目の予選を午前午後ブロックに分けることで参加人数を増やすやり方をしていました。

ということもあり無事申請を勝ち取れたので意気揚々と参加。1勝しか出来なかったですが、現地の雰囲気を感じられて非常に楽しめました。

当初の予定だと予選敗退者は2日目入場は出来なかったのですが、2日目見学枠が追加されたのでがくとさんの応援もしたかったので続けて行くことに。ここの申請を勝ち取れたのも大きかったですね。

トナメ開始前にがくとさんに挨拶をした後は、がくとさんを中心にTwitterライブで配信台以外の対戦を配信する戦場カメラマン活動をやっていたりしました。

この時から「スタッフ大変そうやな」と思い両日とも最後の方まで会場にいて片付けを手伝っていました。そこでがくコロで『限界社会人』という存在が知られていたことが幸いして、EGSの配信スタッフにしてがくと配信を支える偉い人(最近はSSQMの父としても有名)、wawonさんと始めて会話する機会がありました。

この時は普通に挨拶したくらい。ここから時は進んで舞台は10月へ。

西武撃#8

緊急事態宣言が明けた10月10日に行われた、西東京を中心に開かれているオフ大会。篝火からしばらくオフ大会自粛状態になりましたが、久々に規模の大きい大会の開催とあって自分も久々にトーナメントに参加することに。

この前の篝火では1勝したので今回も何とか1勝と思っていたのですが結果は最速負け、Bクラストナメでも良いところなく普通に負けてしまいどんよりとした気持ちで振り向くと何か後ろにがくとさんが座っていました。

(え?もしかして今のボロ負け見られてた?いやでも普通に配信席の対戦見てただけかもな…)といった気持ち。

何も良いところがない対戦内容だったので「見てました?」とか聞くことも出来ず…そもそも完全に落ち込んでいたこともあって何も言葉が出ず…嫌な沈黙がその場を支配していました。

そんな沈黙を破ったきっかけは当日配信をしていたwawonさん。篝火#3以来の再開。がくとさんと少し会話した後に僕にも気づいて軽く挨拶をしたと思ったら。

wawonさん「ちょっとげんしゃかさん、配信、こっち」

僕「ふぁ???」

がくとさん「あ、転職?がんばって」

何かいきなり会場の奥の方に連行されました。

連れてこられたのは実況席の更に奥に用意された配信席。

     ↓wawonさん

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    ↑EGSスタッフ

wawonさん「じゃあ僕ら飯食べてくるんで、配信よろしく!」(ざっくり意訳)

飯かよ。

人手が薄くなる分の緊急オペレーション要員、割とガチでこんな感じで僕は配信席に座ることになったのです。

流石にスタッフ全員いなくなったとかではなく、かるぴすさん(ぴす. (@karupist) | Twitter)が現場で僕にオペレーションを教えてくれました。Very感謝。

配信はすでに進行しているのでセッティングとか何もいじることはなく、何をやるかというとスイッチングとスコアボードの更新がメインでした。ここは非常に感心した部分なのですが非常にシステマティックにやり方がまとまっていて、ノウハウを覚えればいきなり座らされた僕でも出来る確立された手順が用意されていました。組織として素晴らしい点だと思います。

とはいえスイッチングについては経験が重要だなと思ったのがタイミング。

かるぴす大先生「ちょっと今のは早かったっすね」

僕「あぅ…」

かるぴす大先生「そこはフェードじゃなくて普通の画面切り替えで良いですね」

僕「あぅぅ…」

色々指摘されながらでしたが全員が帰ってくるまで何とかやりきりました。是非見てね。


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ここまで書いた感じだと無理やりこきつかわれた印象を感じられると思いますが、その実最も配信台に近く、ゲーム画面と選手の表情を見ながら対戦を見れるという、スマブラのオフ大会の観戦が好きな人間にとって配信席は神の空間でした。

当日配信のスタッフとして参加していたてんぷらさん(てんぷら/Tempra (@tempra_chan) | Twitter)やめがちさん(めがちさん (@MEGACHASER__) / Twitter)とも会話しながら、落ち込んでいた気持ちも忘れるくらい楽しくやらせてもらいましたね。

3.必勝法がある

西武撃の後、篝火#5の申請を控えて思い悩む僕。

この時の募集要項は会場の定員との兼ね合いもあり、選手参加する場合は勝ち上がらないと2日目には参加出来ないというものでした。つまり選手特化として行くか観戦勢として行くか選ぶ必要がありました。(これは後に2日目見学枠とか出来たのですが)

そんな時にとあるDMが。

「篝火両日行くための必勝法がある」

ライアーゲームかよ。

DMの主はこの時篝火スタッフとして参加しており、がくと鯖(がくと配信のリスナーが入っているDiscord)の知り合いでもあったマヲさん(マヲ@固定ツイート見て~さん (@maonoe525) / Twitter)。Live2Dモデリングだったり篝火ではデザイナーとして画像とか動画素材とかテロップ作ったをかなり凄い人。

「スタッフ優先権で参加したら初日で負けても2日目行けるじゃん」

その手があったか。

後付っぽく聞こえそうですが、前回の篝火からスタッフ参加への興味はありました。個人的にイベントを運営する側で働くのは好きだったし、また配信の手伝いをしたい気持ちもあったのでwawonさんに頼んでみることに。

僕「西武撃の配信手伝ったやろ、篝火スタッフもやらせて」

wawonさん「いけます」

うおおおお感謝します!わをーんいつもありがとう!わをーんに、告白しようと思っている!

次の篝火まで1ヶ月もない時期でしたが、晴れて篝火スタッフへとなりました。

4.スタッフとして参加した篝火#5

Day1

詳細なところは企業秘密ということであんまり書けない点をご容赦ください。

西武撃での流れもあって、配信の手伝いメインで参加。初日は机出したりモニター出したりしつつ選手兼スタッフでもあったので午前のトナメに出場。無事に最速敗退したけども。

ちなみに来場した人は結構見かけたと思うのですが、受付の先に設置していた篝火バックボードの組み立てもやりました。実は明確に用途が決まっていなくて、当日に撮影スペースに使うのが良いんじゃね?となったやつ。

ちなみにスパイダーマンさんと同じ予選プールでした。

午後からは配信席に移動して配信オペレーションを担当。

写真左端に写り込んでる腕は僕の腕です。

こんな画面と機材でスイッチングとかやってたんだーという視点でアーカイブを見てもらえると嬉しい限りです。個人的に初日一番印象に残ったベストバウトはRaito vs Ly戦。


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Day2

2日目はスタッフとしてフル参加。が、意外と忙しいことにはなっていなかったのが実情。1日目はEGSスタッフが配信席を離れることが多く、必然的に自分の出番も多くなったのですが2日目はずっと配信要員がいたのでやることが少なくなってしまいました。


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観客も多く、久しぶりに"大型大会"らしい熱を感じられたこともあり大会自体は非常に良いものだったと思います。ですが個人的には出来ることの幅の狭さという大きな課題を感じる結果となりました。

ただ今回は始めての参加、次は改めて出来ること探して頑張ろうかなという気持ちでもあります。今後のことは次の章にまとめました。

さて、ここまで読んでくれた方の中には篝火スタッフに興味のある方もいらっしゃるかもしれません。実際に篝火アンケートには大会運営に興味ある方の質問もありました。是非そのQAも御覧ください。

Q.大会運営を手伝いしたい、スタッフになりたいという場合はどうしたらいいのでしょうか

A.篝火のtwitterなどにご連絡ください。

Q.スタッフの方に必要な知識、技能などはありますか?

A.特にありません。大会があって欲しいと考え、そのために主体的に行動できる方は向いていると思われます。

「篝火#5」大会運営Q&A - Google ドキュメント から引用

5.今後について

次回の篝火#6にもスタッフとして引き続き参加する予定です!

この記事を書いている時には提案は出しているとは思いますが、1つやってみたい取り組みがあるので粛々と検討と準備を進めていこうと思います。前回よりも篝火に貢献できたら良いなと思う次第です。

まだ申請ページなどは出来ていませんが、今までオフに行ったことない人も好きな選手の試合を直接見てみたいという人も、是非1月の篝火#6への参加をお待ちしております!

篝火スタッフとしてだけでなく、一スマブラ勢としてやりたいことも多々あります。動き出しているのが小規模な宅オフ開催。知り合いレベルから募集かけてみて、うまく軌道に乗れば公募する予定。乞うご期待。

それと最近スマブラ上位勢の配信が活発になっていることで話題のTwitchで配信もしているのでチャンネル登録とサブスクよろしくな!

https://www.twitch.tv/takatou0711

6.終わりの独り言

確か篝火1日目。

配信開始前の配信席で、その時ちょうど僕とマヲさんしかいなかったところに1人の選手が声をかけてきた。どうしたのかなと思ったら「いつも配信ありがとうございます、今日もよろしくお願いします」と、何と挨拶に来てくれたらしい。

僕は「いつも」という言葉をもらうのはふさわしくないなと思いながらも「こちらこそありがとうございます」と返したような気がする。びっくりしてあまり覚えていないというのが本音。

マヲさんと「ありがたいね」みたいなことを言い合ってた気がする。僕は大会への優先参加と配信席で観戦できる以上のリターンは求めていなかったけど、スタッフやってて良かったなと思ったし次のモチベーションにもなる特典をもらえた。

まさかその時挨拶に来てくれた人が約10日前にリリースされたばかりのソラ単騎での篝火優勝をやってのけるとは、この時は全く思っていなかった。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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…これあの「FAXの仕組み」を作った人と同じ人が作ったってマジ?